麦秋の候

平成２３年６月２２日（水） 夏至
挨拶状の書きだしは
季節のことば（季語）で
始まるのが習わしである。
例えば
１月ならば
初春の候、新春の候、
２月ならば
立春の候、残雪の候
といった具合である。
季節感が
とても反映されている
ように思える。
車で
田園地帯を走っていると
黄色く色付いた一帯を発見。

車を止めて

その一帯を観察すると
収穫時期を迎えた作物が。

「麦秋（ばくしゅう）の候」
という季語で始まる
月があることを思い出した。

麦の秋
いわゆる麦の収穫時期は
初夏である。

麦秋の候とは
秋の季語ではなく
６月の季語なのだ。

６月は
季節は初夏であるが
麦にとっては収穫の秋。

日本人と自然との密接な関係が
よく表現されているように思われ
感慨深いものを感じるのであった・・・

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